アイロン作業の際、折り代を一定幅で折るのにあると便利なのがアイロン定規です。定規と言っても、プラスチックやスチールではアイロンと一緒に使えませんので、厚紙で手作りしましょう。
市販品もありますが、手作りすれば好みのサイズで作れます。
画像の厚紙はクラフト紙ですが、お菓子の空き箱でも葉書でもなんでもかまいません。
線を引く間隔は、良く使用する0.7cm、1.0cm、1.2cm、1.5cmくらいは入れておきましょう。あとはお好みで入れてください。
上記のアイロン定規は直線のアイロンかけにしか使えませんので、カーブしたラインに狙い通りのアイロンをかける為に、型を作成しておきましょう。これも同じく厚紙を利用して作成します。
特にカーブのきついラウンドしたポケットや丸衿の衿先等のアイロンワークでは予想以上の効果を発揮しますので、使用したことが無いという方はぜひ挑戦してみてください。作成手順は以下の通りです。

型とアイロン定規の作り方
材料・道具
つくりかた
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できあがりの線を写す
厚紙とパターンの間にチャコペーパーを挟み、ルレットでパターンの出来上がり線を写します。チャコペーパーが無くても、ルレットだけで判別できるくらいの印が付きます。
型のライン取り次第で出来上がりの形状が決まりますので、カーブはゆっくりと丁寧になぞりましょう。
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印をつける
ボタンホールなどの指示がある場合は目打ちで印をつけ、ペンでなぞっておきましょう。
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カットする
カッターを使って歪まないように丁寧にカットします。
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カットする
カッターを使って歪まないように丁寧にカットします。
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パーツ情報を書き込む
後で見てわからなくならないように、パーツ名などの情報を書き込んでおきましょう。
※ポケットのような左右対称のものは、半分だけの型でも大丈夫です。
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型の使い方
下の画像はラウンドポケットの例です。ポケットのカーブしている部分に粗ミシンをかけておき、型を据えてからミシン糸を引き絞ります。そうすると生地が綺麗に型に沿うので、後はアイロンをかけましょう。
型をつかったポケットの縫い方はこちらをご覧ください。