はじめに


ご自分でバイアステープを作る場合の基本的な作り方です。共布でパイピングをしたいときや、市販のバイアステープでは幅が合わない時などに覚えておくと便利です。
バイアステープを作成するときは市販のテープメーカーを使用しても良いのですが、テープの長さがあまり長くない場合は無くても特に困りません。



1.バイアステープを裁断する

バイアステープ用の生地を用意して、あらかじめ地の目を通しておきます。角から縦、横共に等距離の寸法を取り、直線で結ぶと正バイアス(45°)の線が引けます。あとはその線と平行に必要幅で線を引いてカットしましょう。
バイアステープ作りで失敗しないコツは裁断にあります。コツと言うよりも鉄則でしょうか。下図イラストの要件が全て揃った状態で裁断してください。

まずは用意した生地の一方の角を基準として、縦横が同寸になるように印をつけたら正確に45度の角度になるように斜線を引きます。この時、基準となる角が直角(90度)になっていないと底辺の角度も45度にならないので、予め地直しをしておきましょう。

次に斜線を基準として必要幅で平行線を引いていきます。

必要な本数分だけ線を引いたら1本ずつばらばらに切り離します。
斜線の角度が45度で、テープも均等な幅になっていれば、必然的にXの寸法とYの寸法は同寸になりますが、どこかがずれていると同じ寸法になりません。
次の工程でX位置とY位置を接ぎ合わせる際、ここの寸法がずれていると綺麗に繋がりませんので丁寧に寸法をあたりましょう。


※バイアステープの幅の決め方
テープの幅は縁取りの幅で決まります。下図を参照してください。

※一方裁ちの生地や柄に方向性のある生地の場合は「バイアステープの柄合わせ」を参照してください。


2.バイアステープのつなぎ方

カットしたテープの端同士をつなぎます。テープとテープの裁ち端を少しずらして下図のように中表に合わせ、くさび形になった部分を正確に縫い合わせます。縫い代幅は5mmくらいになるように調整しましょう。
ここではミシンで縫い合わせる位置がポイントになります。下図拡大図のくさびの先端位置にきっちりと縫いはじめと縫い終わりを合わせて下さい。ここがずれるとテープのつなぎ目に段差が出来てしまいます。


3.バイアステープにアイロンをかける

アイロンで縫い代を割り、軽くテープ全体を伸ばすようにアイロンをかけます。この時、あまり伸ばしすぎるとテープが細くなりすぎるので、あくまでも軽く伸ばす程度に留めましょう。これをやっておくと、パイピングの際にテープがだぶつくのを防ぐことが出来ます。

はみ出した縫い代はカットしておきます。

以上でバイアステープの完成です。予め両折タイプや四つ折タイプに形作ってから使用する場合は次の工程4に進んでください。


4.バイアステープをアイロンで成形する

完成したバイアステープをアイロンで折り込んでいきます。以下ような手順でアイロンをかけると、表側にくるテープ幅と裏側にくるテープ幅が均一に揃います。
両折タイプの場合はロの工程で両側の裁ち端を折り込めば完成です。

イ.まずはテープが外表になるようにアイロンで二つ折りにします。

ロ.折ったテープをいったん開き、どちらか一方の端を中心の折山に向かってアイロンで折ります。両折タイプの場合はここで両端を中心に向かって折り込めば完成です。四つ折タイプの場合は次のハの工程に進んでください。

ハ.開いておいた中心の折り目を再度たたんでアイロンで落ち着かせます。

二.残ったテープの端を被せるようにアイロンで折ります。

ホ.すべてのアイロンが終わったら、外側に出ている裁ち端を内側に折り込みなおして四つ折タイプの完成です。


さいごに


洋服の襟ぐりや袖ぐり、見返しなどは共布のバイアステープで始末した方が粗も目立ちません。わざわざテープを購入しなくても大抵の場合は裁断後の残り生地で作成できますのでぜひとも挑戦してみましょう。また、ストック用に長い距離のバイアステープを作成する場合は「長尺のバイアステープを作成する」を参照してください。