スライダーの種類と構造


ファスナーを衣類に使用する際、金属ファスナーか樹脂ファスナーかを気にする方は多いのですが、スライダーについては気にされないという方は意外にも多いものです。パンツやスカートにファスナーを付けたものの、着用しているうちにファスナーが下がって来てしまった!という経験はありませんか?ファスナーを下げている原因はスライダーです。ここではスライダーの種類とその構造について解説します。


スライダーの種類
ファスナーのスライダーは大きく分けて2種類です。ポイントはロック機能がついているか否か。


1.ロック機能付きスライダー


引手を持ち上げるとスライダーの内側にあるロックが解除されてファスナーが開くしくみになっています。主に衣類に使用されます。
オートマチックスライダー(DA)

引手から手を離すと自動的にロックがかかり、引手を引っ張ることによってロックが外れます。
セミオートマチックスライダー(DS)

引手を倒した状態でロックがかかり、引手を起こした状態でロックが外れます。
ジーンズ用スライダー(GS)

ジーンズ専用のセミオートマチックスライダーです。
ピンロックスライダー(DP)

引手の爪がエレメントに働きロックがかかります。
リバーシブルスライダー(DUA)
表↓

裏↓

1枚の引手が回転レールに沿って移動でき、表裏いずれからも開閉できるオートマチックスライダーです。
樹脂スライダー(TA,NA)

樹脂で成型したオートマチックスライダーです。


2.自由スライダー(ノンロック)


ロック機能を持たないスライダーです。
自由スライダー(DF)

亜鉛合金製です。主に鞄等に使用されます。
樹脂スライダー(TF,NF)

樹脂で成型した自由スライダーです。


スライダーの構造



画像のスライダーの引手は直付けタイプのものです。この他にも柱と引手の間にクランパーというパーツを挟むタイプもあります。


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ファスナーのメーカーは欧米を中心に様々ありますが、その中にあってもトップブランドであるYKK(日本)の製品を基準に解説します。日本において洋裁をする場合、最も流通量が多く手に入りやすいファスナーがYKK製のものであるという理由です。ですので安価で出回っているアジア製の製品では当てはまらない場合があります事を予めご了承ください。
ファスナーについての解説ではYKKファスニングサポートのサイトより用語等を引用させていただいております。
なお、こちらのサイトにはファスナーについての知識が豊富に掲載されていますので、ぜひご覧になってみて下さい。
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