序文


ファスナーを購入する際はサイズと長さを考慮しましょう。長さとはファスナーのスライダーの先端から下止末端までの寸法になります。サイズというのはチェーンの幅(エレメント同士が噛み合った状態の幅)のことです。
冬物のベンチコートの前あきと、ジャケットの内ポケットのファスナーが同じチェーン幅ではしっくりきませんね。手芸店ではなかなかチェーン幅まで記載されている事は少ないのですが、インターネットで購入する場合は長さやサイズを指定する事が出来る場合もありますので覚えておくと良いでしょう。



ファスナーのサイズ



チェーン幅のサイズはファスナーの表記を見るとわかります。

<スタンダード金属ファスナーの例>

3MGKBと記載されていた場合、先頭の数字はチェーン幅の大小を示します。後半のアルファベット表記はエレメントのカラーと材質によって異なります。ちなみに、MGKBは丹銅製のアンティークゴールドです。
先頭の数字は3・4・5・7・8・10など。数字が小さいほど幅が狭く、数字が大きいほど幅が広くなります。また、幅が広くなれば強度も上がります。
チェーン幅の実寸はファスナーの種類によって多少異なり、例えば表記3の場合、コイルファスナーや金属ファスナーは実寸4㎜、ビスロン®ファスナーの場合は4.5㎜程になります。


ファスナーの長さ


ファスナーの長さの測り方は、基本的にどのようなタイプのファスナーでも同じです。止製品の場合はスライダーの先端から下止の末端まで、開製品の場合はスライダーの先端から箱の末端まで、頭合わせ製品の場合は下止末端から下止末端までの距離になります。


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ファスナーサイズについては選択できない場合もありますが、長さに関しては多くの場合は型紙に寸法の記載がありますので、予め調べてから購入しましょう。店頭購入でもインターネット購入でも長さ調整をしてもらえる店舗は多くあります。
長さ調整の注意点としては、ビスロン® ファスナーの場合、既定の長さではファスナーと同色の上止がついていますが、店頭等で加工してもらう場合は金属製の止具を使用するのでファスナーと同色にはなりません。
また、ファスナーの長さ調節はご自身でも出来ます。ご自分で長さの調整を行なった場合、メーカーなどで返品、交換、修理等はできないので注意して行なってください。
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※ファスナーの解説にあたっての注意点
ファスナーのメーカーは欧米を中心に様々ありますが、その中にあってもトップブランドであるYKK(日本)の製品を基準に解説します。日本において洋裁をする場合、最も流通量が多く手に入りやすいファスナーがYKK製のものであるという理由です。ですので安価で出回っているアジア製の製品では当てはまらない場合があります事を予めご了承ください。
ファスナーについての解説ではYKKファスニングサポートのサイトより用語等を引用させていただいております。
なお、こちらのサイトにはファスナーについての知識が豊富に掲載されていますので、ぜひご覧になってみて下さい。