
袖5の作り方(1枚仕立てカフスのシャツ袖)後編
材料・道具
つくりかた
1.袖とカフスをあわせてしつけ
袖とカフスを中表にあわせてしつけをかけます。下図ではパイピング仕様のスラッシュ開きで作成しているので、パイピングの一方(タックに近い方)を裏面に折り込んでから据えつけます。見返し始末の場合はこの作業は必要ありません。
2.ミシンで縫い合わせる
しつけをかけたらマチ針を全て外してミシンで縫い合わせます。
3.袖の縫い代をカフスに収めて再度しつけ
ミシンをかけ終えたらしつけをはずし、袖の縫い代をカフスに収めて再度しつけをかけます。
1の工程でカフス裏側の縫い代を8mm幅で折ってあるので、6の工程での縫い合わせミシン位置に対して自然と2mmほど余計にかぶってくるはずです。この2mmの余裕があるために、最後に表からかけるミシンステッチがはずれることなく綺麗に仕上がります。
このちょっとしたアイロンかけのテクニックは、カフスだけではなくウエストのベルト付け等でも多用しますので覚えておくと良いでしょう。
↑上記のように縫い目のキワにしつけをかけることを「落としじつけ」と言います。
4.ステッチを入れる
最後にカフスの表側からパターンの指示通りのステッチを入れて完成です。