今回の内容はあまり一般的ではありませんが、左利きのためのバキューム台付きハイスチームアイロンの設置アイデアについてです。

何かとハードルの高い左利きの世界

日本における左利きの割合は人口の約11%と言われています。少数派ですね。
そのため普段の生活においても何かと不便が多いのは左利きの方なら共感していただける事でしょう。
鋏に始まり万年筆然り、包丁然り、キーボードだって右手を使う割合の方が多いのです。マウスだって使いにくい。

そかく云う筆者もガチガチの左利きなので、mamettoに使用する映像や画像はミシンやアイロン以外のものはほぼ全て画像反転させています。

近年では日常に使用するアイテムは左利き用の物も随分と増えてきましたが、洋裁の世界にも左利きの苦悩というのが存在します。
鋏がその最たる例だと思いますが、鋏は左利き専用の物が沢山市販されていて豊富に選ぶことが出来るようになってきました。

問題は、市販されていないもの。それはバキュームアイロンです。
バキュームアイロンと言えば縫製工場にある大きなアイロン台のものが一般的ですが、ご家庭や小さなアトリエで使用される舟型の比較的コンパクトなものもあります。
ホームソーイングでこのバキュームアイロンを購入する方は極少数ではありますが、今回はこの舟型のバキュームアイロンの設置について、筆者が使用している環境をまとめてみました。

左利きはホースの固定箇所を増やせ

上の画像をご覧になってみてください。これが今筆者が使用しているアイロン環境です。
一目瞭然なのでこれ以上の説明も必要ないかとは思いますが、一応補足を加えます。

バキュームアイロンのアイロン置場はもれなく向かって右側に設置されていて、アイロン台本体とアイロンをつなぐコードのようなものが2本。
黒は電源コードで白はスチームホースです。左手でアイロンを使用する際に一番邪魔になるのがこのホース。一応ホースの吊りポールは標準でついています。(白いホースの左脇に立っている細いポール)

ですがこれだけではホースがポールごと倒れてきて視界の邪魔をしてしまうので、ホースの固定箇所を増やします。アイロン時の立ち位置よりもやや左に寄った位置の天井に天井フックを取り付けてワイヤーを下げます。ワイヤーの先にもう一つフックを取り付ければOK。

これでホースの煩わしさはだいぶ軽減されます。

あとはもうひと工夫。
アイロン置場が右側にあると非常に使いにくいのですが変更出来ませんので、アイロンの一時置き場を作成します。
上の画像では壁面に設置してあるバーに小さな棚板を固定してあります。この位置をアイロン使用中の一時置き場にすると便利です。

こんな感じで、おまけでついてくるシリコンマットを置けばOK。
使用していない時は天井からのフックをはずして、アイロンも本来の位置に戻しましょう。
このまま常設にすると、不用意にキャスターを動かしたときに危険です。

【まとめ】

これで幾分かは使いやすくなるのではないでしょうか?
ですがもともと右利き専用に設計されているものなので、アイロン置き場はもちろんの事アイロンから出ているホースの向きも、スチームのスイッチも何もかもが右利き仕様になっています。
このあたりの仕様については数の原理で如何ともしがたいところでしょうから、せめて出来る範囲で使いやすいように。。。といったところです。

左利きの方でバキュームアイロンの購入を検討されている方がいらっしゃいましたら参考になさってみてくださいね。